【開運の鴨ラン】京都御所の紅葉と京菓子展へ
最近、コーヒーよりも紅茶派になりつつあるパーソナルトレーナー Yu-kiです。
寒くなりつつありますからね。からだの中から温めておかないと。
京都は木々の葉が、鮮やかな赤や黄色、オレンジに変わっていて、通りがにぎやかになっています。
最後の力をふりしぼるかのような、燃えるような色。
そして、燃え尽きたあとの枯葉が、歩道にハラリハラリと落ちてゆき
今度は、足元が、カサカサとにぎやかな音になります。
さて、先日行った京都御所。
先週は、紅葉が始まりだしたばかりですが、
今週は、あたたかい空気を感じながら、鮮やかな葉の色を楽しめるのではないでしょうか?
Contents
京菓子展~禅~で五感を刺激
鴨川の河川敷で準備運動をしたのち、
京都御所の休憩所まで、ランニングでした。
お目当ては、『京菓子展』。
京菓子展とは、京都の弘道館という場所が主体となって行われているお菓子の公募展です。
公募で選ばれたデザイン画を元に、実際に菓子職人さんがに創ってくれるのです。
弘道館というのは、「学問所」という意味で江戸時代には全国展開していました。
京都の弘道館は、儒者の皆川淇園(みながわきえん)が開設したそうです。
しかし、時代の流れで、町屋や文化的資産としての弘道館が取り壊されそうになりました。
それに反対した企業家や、研究者が弘道館の再興に尽力し、
現在の弘道館があるのです。
自分のアイディアが、プロの手によって形になり、
しかも、お茶席のお菓子として出してもらえる機会なんて、あるでしょうか?
あまりないですよね~。
公募作品の応募資格はたしかなかったはずなので、
だれでも気軽に参加できる、京都ならではの取り組みです。
私もワークショップに参加したことがありますが、その時その時のお題が決まっていて、
直観でつくるというよりかは、
お題の歴史や、背景をじっくりかみしめてから
自分のアイディアへ昇華させる経験は、とても面白かったです。
京菓子を見るからだ
京菓子は奥が深すぎて、ここでは語りきれないのですが、
その京菓子を見るからだ、つまり、受容器としてのからだについて少し考えてみます。
美しさ、ってどこで感じているのでしょうか?
目?脳?気持ち?
正解は、全部。目でも、脳でも、気持ちでも、皮膚でも、筋肉でも。
からだ全部で、美しいという空気やたたずまいすべてを感じ取っているのです。
確かに、目から、視覚からの情報はその大部分を占めるとは思います。
美しいものを感じたとき、目から入ったものが、脳の特定の位置で反応することは、
既に研究がなされています。
しかし、脳を脳として働かせるためには、
からだが正常に機能していないと、難しいです。
これは、『一流の頭脳』という本でも実証されていますが、
健康なからだ、心地いいからだの上で、脳の機能はなりたっています。
脳は脳だけでは働くことができません。
しかも、その美しいという感じや、空気感は、目からだけではなく、皮膚全体で感じ取っています。
皮膚は第二の脳ともいわれています。
なぜなら、受精二週間後に中枢神経や、表皮感覚器官が出来上がるからです。
脳神経とは兄弟みたいな存在なのです。
美しいもののたたずまいや空気感を、脳でも感じ、同時に皮膚でも感じています。
もし、からだに不調のあるままに美しいであろうものをみても、
健康な状態で見るときとでは、感じ方はまったくちがいます。
というか、集中できないかもしれません。
からだを治すとが先決だと、からだがいっているのですから。
鴨川から京都御所まで走ることができるからだ、すっきりと気持ちを落ち着かせて見た京菓子、
そして、紅葉はいつも以上に美しくみえました。
ふだんは見過ごしてしまいそうな気づきも、からだが教えてくれます。
野点を楽しむマダムたちの姿も
その一つでした。
まとめ
アート思考、デザイン思考、クリエイティブ思考…
これからの時代を生きていくものにとっては必須となりつつあるこれらの思考方法。
その思考方法を最大限に生かすも殺すも、
自分のからだにかかっている。
そう実感する紅葉と、京菓子展でした。
走らずとも、からだを労わることを積極的にすることで、
毎日の生活の質は向上すると実感しました。
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