志村けんさん、笑いをありがとう
昨日の夜、志村けんさんがコロナウィルスに感染し亡くなった、ということを
夫の口から聞いた。
お笑い系の番組にはうとい私でも、志村けんさんは知っております。
実家の方針で、基本、『8時だよ!全員集合とか』『バカ殿』とかのバカ笑い系は、
見せてもらう事ができなかったのですが、
父のご機嫌がいい時は、たまーに見る事が出来て、
そういう時は、家族全員(父を除き)、テレビを食い入るように見ていました。
彼は、からだを張った笑いが得意だそうで、
確かに、何が面白いっていうか、存在が面白かったように思います。
格好も、行動も、はげている風貌さえも。
たまにしか見ない私でさえも、そう思いました。
灰色の青春時代であっても、笑うことができました。
ありがとうございました。
心より、お悔やみ申し上げます。
で、今日は志村けんさんが気づかせてくれた、
”笑うこと”について考えてみたいと思いました。
笑うこと。それは人間だけができること
コロナウィルス騒動になってから、
学校も、イベントも、お出かけも、色々自粛しなくてはならなくなりました。
手洗いや消毒は必須だし、マスクで顔を覆っている人もたくさんいます。
マスクしていると、顔が全然見えないし、
少し出ている目のあたりも、眉間にしわが寄っていたり。
私なんて、マスクするからという理由で、
すっぴんですもの。
すっぴんだから、っていうわけじゃないですが、
ちょっと血色よくないですよね。
チークなしではもうあかんのやろか…
とにかく、みんな心配で、不機嫌で、暗くて、表情が乏しくなっています。
別に、そんなつもりはないのでしょうが、
社会全体の空気が、
閉塞感ただよい、鬱屈した雰囲気になっていると思うのは、
私だけではないはずです。
ザ・ストレスフル!!
しかも、いつ抜け出せられるかわからないことが、
輪をかけています。
でも、そんな時こそ、笑っていたい!と思いませんか?
マスクはしても、なんか雰囲気悪くても、
自分はご機嫌で、笑顔でいる。
マスクからでている頬はピンク色でハリがあってピカピカしている。
笑うことができるのは、人間だけができる特権です。
ほかの動物が笑っているのを見た事はいないはずですから、
みんな知っていると思います。
でも、”笑う”ってあまりに自然なことなので、無意識です。
楽しい→笑う、面白い→笑う。
何かあるから笑う。という自然な流れです。
でも、逆に”笑う”から、面白くなるってありますよね?
子供なんて、きっかけは何かだったのが、
そのうち、その何かがどうでもよくなって、
全然面白くないことにでも馬鹿笑いしていたりします。
まさに、箸が転がってもおかしい、状態になるのです。
じゃあ、意識的に”笑う”ことも、効果的だってことですよね?
笑いヨガなるものも、そういうことです。
”笑い”のもつすごいところ
その1、がんを治す細胞が増える
がん細胞って、毎日3000~5000のがん細胞を生み出しているのですって。
そのがん細胞をやっつけるのが、ナチュラルキラー細胞ってやつなのですが、
ふだんは3パーセントくらいしか働いていないらしいのです。
それが、笑ったあとでは、そのナチュラルキラー細胞が活発化するという研究も。
つまりは、笑うことが、がん治療に効果的と言えそうですね。
その2、ストレスから抜け出す
コロナウィルスでやりたいこともやれない今の状態は、
ストレスを感じている人も多いはずです。
ストレスを感じると脳の状態はどうなるかというと、
興奮します。
そして、酸素をより必要とするのですが、
それが続くと、脳が酸素不足になります。
酸素不足になることで、脳の働きが低下します。
これが、ストレスの時の脳の状態。
その時に、”笑う”と、
より多くの酸素が自動的にとりこまれて、
新鮮な血液となり、脳に届きます。
つまり、脳が活性化した状態に変化します。
脳が活性化すると、集中力や記憶力など、機能がアップします。
ストレスを感じたなら、なんばグランド花月に行くか、
コメディ映画を観ることもよさそうです。
その3、ナチュラルエクササイズ
エクササイズが、健康で寿命をのばすことならば、
笑うことは、自然にできるエクササイズです。
例えば、フランス人で122歳まで生きたと言われている、
ジャンヌ・カルマンさんという方は、
長寿の秘訣に「笑うこと」と言っていたそうですし、
沖縄のおじい、おばあ、も楽しそうな笑顔が印象的。
暗くじめっとした表情の人は長生きできなさそうですよね。
また、実際にアスリートの中にも、意図的に笑顔で記録を伸ばす人も。
オリンピック選手のカール・ルイス選手は、
100M走の70Mで笑顔にするといい記録が出るといっているそうです。
笑うことで、悪いことなんて一つもありませんね。
まとめ あなたの人生、今のままでいいんですか?
コロナウィルスのおかげで、
今、人類は色々な局面で窮地に立たされています。
まだ、感じていなくても、この状態が長引けば、
なんだかやばい気がする。
経済というか、生活に困窮することがきっと出てくるような気がします。
働き方改革という言葉が世に出ても、
一向に変わらなかったものが、
ここにきて、いよいよ、変わらなければならない、生き残れない。
そんな状態になりつつあります。
一度きりの人生、笑って過ごした方が絶対いいに決まっています。
明るく、前向きに、夢や希望に満ちている。
やりたいこともやれないような人生のままでいいのでしょうか?
病気をして、本当に自分が望むことが見えてくるといいますが、
まさに、それが、人類規模でおきているような感じです。
マスクで口を覆ったまま、
眉間にしわをよせて、
いつも心配で、いつも不安。
コロナウィルスはいつか収束するでしょう。
でも、こういう事態が起きたときに、
今までの生活が今まで通り続けられなくなったとき、
本当に自分がしたい生活はこれなのか?
からだ一つも、自分の理想の姿にできないで、それでいいのか?
いつもいつもダイエットしたいと思い続けて、それでいいのか?
このままでいいのか?
本当にいいのか?
とまるで、ウィルスが問うているような気がするのです。
ウィルスよりも、そのことを種に、
じめじめと鬱屈した気分にしているのは、自分たちです。
でも自分で解決できます。
笑うんです。
それを、志村けんさんは教えてくれているきがします。
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