基礎体温とダイエット
トレーニングは自分のからだと向き合う楽しい時間です。
運動することも大切ですが、
同じくらい自分のからだをもっと知ろうとすることも大切です。
からだに備わっている機能をまず知って、その機能を生かすのがミニマルトレーニングなので、
ただ、運動すればいいと思わずに、
その運動をより効果的にするためにも、
からだへの知識を深めていってほしいと思います。
コロナウィルスで検温や体温測定が日常になってきましたが、
同じ体温を測るのでも、女性の生活にもっと生かせるのが基礎体温。
基礎体温をはかり、からだの状態を知ることで、ダイエットにも生かせます。
からだの状態を無視する、力技のダイエットより、もっと賢くいきましょう。
基礎体温とは何か
人間が最小限のエネルギーしか使っていない時の体温です。
寝ている時に自分で測ることはできないので、目覚めてすぐに、寝たまま測ります。
舌の下で婦人体温計で測ります。
基礎体温の変化は0.3~0.5度と微細なので、専用の婦人体温計をつかいましょう。
基礎体温の見方
①生理期 月経の時の状態。黄体ホルモン(プロゲステロン)が減少して体温が下がります。
②卵胞期 卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌で子宮内膜が厚くなります。
③排卵期 卵巣から卵が出るとき。プロゲステロンの影響で基礎体温が高くなっていきます。
④黄体期 受精卵が着床しやすいように、子宮内膜がさらに厚くなります。 プロゲステロンで基礎体温が高い状態です。
つまり、生理中から排卵までは基礎体温が低く、排卵が終了してから、生理が始まるまでの基礎体温は高くなるのです。
その差は小数点以下なので、一般の体温の低い高いとはちょっと違います。
ダイエットに最適なのはいつか?
正解は、生理中から排卵までの基礎体温が低い時期が最適です。
その時は、からだの血液や水分のめぐりをよくするエストロゲンの分泌が多いので、
代謝がよく、運動の効果をより、後押ししてくれます。
排卵が終わったあとの黄体期は溜めこむ時期なので、
あまりダイエットをストイックにする時期ではなさそうです。
①生理期 経血が出ているときなので無理はしない。
腰回りをあたためて、上半身の筋トレを中心にする。
②卵胞期 どんどん有酸素運動をして、アクティブにうごく
運動後は筋肉をつけるためにも、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどしっかりとる。体脂肪を減らす時期。
③排卵期 排卵痛がある時は無理しない。
むくみを感じ始めたらマッサージやストレッチで気分をリフレッシュしながら、運動をする。ハードにやるというよりか、
先週の運動を維持するイメージで。
④黄体期 ため込む時期なので食べ物には気を付ける必要がある。
食物繊維や水分をいつも以上にとりつつ、
ヨガなどのストレッチしながらもしっかり動くトレーニングをする。
まとめ
ダイエットに最適なのは、基礎体温が低い時期。
体調やコンディションがかわると動きにくいのであれば、動きやすくなった時、
生理が終わったあとの排卵までの約1週間にダッシュできるように、
からだづくりをもっていけば、
スマートにダイエットするからだを維持できます。
ダイエットしても、いつもうまくいかなかったり、
停滞期がどんなタイミングでくるのか知りたくなったら、
基礎体温を判断材料にするという方法もあります。
検温ついでに基礎体温にも目をむけて、ダイエットに生かしましょう。
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