だれか健康管理してくんないかな。がかなう未来

からだの変化と気付き

だれか健康管理してくんないかな。が叶う未来

 

昨晩からの腹痛がまだあり、朝から病院に通う月曜日。
そして、次男坊は学校を休む、という、なんとも出鼻をくじかれた一週間が始まりました。

腹痛の原因は、”便秘”。

この時期、季節の変り目やら、新生活やらで、小学生男児にはけっこういると小児科の先生もおっしゃっていました。

次男坊にとって人生初の浣腸は「くすぐったい」。
痛くなくてよかったね。
そして、もりもり出てよかったね。

出すもの出してすっきりした次男坊は、「おなかすいた」とな。

母、がっくり。

いや、たいしたことなくて、本当によかったと思っているんだよ。
ウィルス性の胃腸炎とかじゃなくて、本当によかったと思っているんだよ。
でも、なんか…つかれた…朝から。はあ。

小学生男児のいらっしゃるご家庭は、
この時期の、うっかり便秘にお気を付けくださいませ。

 

今日は、こんな病院からのスタートもあり、そして、コロナ渦における社員の健康管理の方法が変化しつつあることなど、
今の健康管理について、いろいろと考えてみたいと思います。

自己管理がなってない!!

かつて、遠い昔、学生時代に耳がタコになるくらい父親に言われたこの言葉。

風邪をひくたびに、体重が増加するたびに言われてましたよ。
よく耐えたな、自分…

そう、当時は、社会で生きる人間の健康管理は、基本、自分で行うものです。
よく言われたのが、アメリカなんかでは、
太りすぎたりする人間は、成功できない的な。

つまり、自分の体重や、体調管理は、食事や運動のコントロールに結びつき、ひいては、仕事においても管理能力に結びついていたわけです。

自分の体重管理できないやつが、仕事できるやつなわけない、と。

ちょっと極端な見方だよな、と思ってましたが、
自分が社会人として働く立場になってみると、
仕事に穴をあけられないし、迷惑をかけられない、という状況を考えれば、
自分で健康管理をするのは至極まっとうなことだと思っていました。

 

しかし、時代は変わって、このコロナ渦。

運動するにしても、でたくても出られない、このコロナ渦。

今や、健康管理は自己責任ではなく、会社責任になりつつあるようです。

「健康経営」という会社経営

「健康経営」とは、健康的な経営のことではございません。それっぽいけど。

「健康経営」とは、「健康な従業員こそが収益性の高い会社をつくる」ということ。
アメリカの経営心理学者ロバート・H・ローゼン氏が提唱したことです。

人材を人財ととらえれば、
彼らあって会社。会社あっての彼ら。
もちつもたれつ、たがいに大切にしあうことでよりよい会社が成立します。

 

健康経営のメリット

①生産性・収益性の向上
②医療費負担の軽減
③モチベーションの向上
④イメージアップ
⑤離職率の低下、求人の増加
会社全体の利益を最大限にあげるためには、一人一人のパフォーマンスや生産性の向上なしには不可能ですから、「健康経営」を実践するしない、は会社の生命力ともいえます。
逆にいうと、この部分をないがしろにしているということは、
末永く続く会社となりえるか、三方よしの会社となりえるかは不透明になります。
もちろん、会社の存続は複合的な要素がからみあっているので、それだけではないことは重々わかっていますが、それでも、働く人の健康は、やはり大事です。
個人にとっては、ほぼ一日過ごす会社という場所。
プライベートな時間よりも多く過ごす場所。
その人生の大半をしめる場所での、健康管理こそが、人生の質をあげるってもんです。

これまでの「健康経営」

会社によっては、福利厚生を充実させているし大丈夫、というところもあるでしょう。

福利厚生では、

余暇を充実させるための旅行プランを斡旋する会社との提携、
スポーツジムとの提携、
年に1度の健康診断、2次健診、
産業医の配置

けっこう手厚いです。

しかしながら、基本的には、個人の選択にまかされている部分が多いです。

本人のやる気しだい。

もちろん、健康診断や2次健診には法的拘束力もともなうことがありますが、
そこでひっかかる前に、
本当なら、健康な状態を常に維持していてほしいものです。

これまでは、個人に任せた「健康経営」。

それではどうやら足りないのが事実。

これからは、会社や、組織が先導する「健康経営」が求められています。

そして、それは、奇しくもコロナによって促進されたようにも見えます。

 

IOTとウェアラブル端末が健康を管理する

「だれかが健康管理してくれたらいいのにな…」

まるでドラえもんに無理難題をいうのびたくんみたいですが、
現実として自分のかわりに気を付けてくれる機械が、たくさん出回るよった現在。

大御所をいくつかあげておきましょう。

血圧のオムロン

オムロンといえば医療機器メーカー。身近なものだと体重計なんかもあります。

京都の有名企業のひとつ。

そのオムロンがウェアラブル血圧計を開発しました。
血圧計は、血圧計がおいてある病院か、もしくは家か、とにかく血圧計がある場所にいかなくては測定できませんでしたが、腕時計タイプを開発し、血圧測定をより身近におこなうことで、健康意識をたかめるものになっています。

老舗のftibit

2007年から創業のアメリカの企業です。

センサーやワイヤレス技術を運動や健康づくりの分野に生かそうとしたことに始まり、現在では日本におけるシェア6パーセントを占めています。

心拍数、睡眠時間、歩数、消費カロリー、エクササイズの記録はもとより、
糖尿病、高血圧、無呼吸症候群、ストレスなど、より医療分野と連携できる内容のものを開発しています。

健康経営トータル管理の日立製作所

日立製作所は、ウェアラブル端末をつくるだけではなく、スマホアプリとの連動でより継続的に健康をサポートするサービスをおこなっています。

部署横断の健康サポートチームや、ヘルスコーチなどのアドバイスをおこなってくれます。

 

他にも、歩行やバランス、動作、関節の可動域のデータ、リハビリによる改善の見える化ができる端末もあるようです。

自己管理じゃなくて、機械管理の健康

ウェアラブル端末によって、自己管理ではなく、機械管理となり、会社管理となった健康。

ドラえもんの世界に近づきつつありますねえ。

そのうち、埋め込みタイプ型機械の健康管理もあり、すべての生体管理がデータ化され…
まるでSF映画。

すごいこと、ではあると思います。

感覚ではわからないことが、数値化されれば、モチベーションにつながったり、
満足感や、数値的達成感もあるでしょう。
きっと、ここまでやったらだめ!というケガもきっと減らせるのだと思います。

けがが減らせられれば、安全に楽しくスポーツを一生涯続けられます。

 

ただ、一つ。

人間の本来持つ感覚はどうなるんだろうな?というのが疑問としてあります。

そんなものは、不要。数字がすべて。
になるのでしょうか?

便利になったら何かの機能をあきらめる必要がでてくるのでしょうか?

わかりません。

でも、人間の動物的感覚をうしなわずに、その感覚は残したまま、
あくまで、補助としてウェアラブルヘルスケア用品であれば問題ないですかね?

わかりません。

本来備わっているものが失われなければいいな、と思います。

まとめ

 

もし、腸内環境とかの様子がわかる端末があれば、
今朝のような便秘で腹痛になる可能性はなくせたかもしれません。

そうなるまえに、運動しなさい、とか、水の飲みなさい、とか、食物繊維とりなさい、とか。

母も助かるのかもしれません。

ああ、便利。病院代も浮きますわ。

 

そんな未来はもうすぐそこです。

もやは、健康管理は自己責任ではなく、機械責任。すごいわ。

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