木登りで子供のストレス発散!
まあまあのお天気に恵まれ、過ごしやすかった先週末。
緊急事態宣言ということで、いろいろな公共施設がお休みで、行き場のない状態でしたが、
やはり、公園は子供たちがいっぱい。
外に出て、遊びたいよね~!
うちも、例にもれず、公園へ。
いつもは、近所の公園で済ますのですが、ちょっと飽きた母は、
もう少し足を伸ばしてみました。
もう少し足を伸ばしてみました。
Contents
母の目論見どおりにはいかない…
母的には、ちょっと環境を変えて、
でも、やることはきっちりやってもらおう!という目論見で行ったのです。
宿題やら、読みたい本やらを持参させ、
「さあ!勉強をし!」と。
しかし、最初の3分くらいは、ページを開くものの、
そのうち、広い公園内を走りだし、
おにごっこをし、
おにごっこをし、
けんかをし、怒られ…
どこいっても、一緒かいな…(はは、がっくり)
そんな気がしていましたが、やっぱり、面白いものがあったら、そっちにいくのよね。
もう、いっか。と諦めたわたくし。
そんな、自由気ままな人達を虜にしていた遊びは、”木登り”!!
あー、木一本で、これだけ遊んでくれるんだ。
ザ・シンプル・イズ・ベストな遊び。
それが、”木登り”
最高じゃん。しめしめと思い、自分の時間に没頭する母。
木登りに秘められた能力開発!?
木に登ったり、高い所に上がりたがるっていうのは、人間の本能なんでしょうね。
子供を見ているとそう、感じます。
子供を見ているとそう、感じます。
どんなに、危ないよ!って注意しても、おかまいなし。
台という台には、あがらないと気がすまない生き物。それが人間(こども)。
しかし、その本能の裏には、やっぱり、必要性が隠れているようです。
必須能力①空間把握能力
☑ 自分が登れそうな木かどうか?
☑ 手と足を順番にどの枝にかけようか?
☑ 一歩先には、何がある?進める?進めない?どこまでいける?
空間把握能力って、人間の生活では欠かせないものであります。
そして、より、その能力を発達させることができれば、
図形の問題や、算数、ひいては、数学能力に発展させることもできます。
図形の問題や、算数、ひいては、数学能力に発展させることもできます。
算数が苦手、というお子様は、ぜひ、空間把握能力を伸ばしてあげるといいと思います。
必須能力②判断力
☑自分ののぼれる高さかどうか?
☑ぶらさがったり、足をかけてもおれないかどうか?
☑降りられる高さかどうか?
危険察知能力とでもいましょうか。
これは、我が子供達も、まだまだですが…
親の悪いところでもあるのですが、やっぱりケガとかしてほしくないから、
危ないと思う一歩手前で、親がストップをかけてしまいます。
危ないと思う一歩手前で、親がストップをかけてしまいます。
ここは、非常に、難しいところです。
自分で判断させてあげたいけど、
万が一、判断が甘くて、怪我したり、落ちたらどうしよう、、、って。
万が一、判断が甘くて、怪我したり、落ちたらどうしよう、、、って。
案外見ていると、危なさそうというところで引き返してきたりしますので、
少し、心落ち着けて、見守る訓練が親には必要そうです。
少し、心落ち着けて、見守る訓練が親には必要そうです。
必須能力③チャレンジ精神
☑楽しそうだからやってみよう!
☑出来る人が出来ない人に教えてあげる。
☑できたときの達成感が最高!
実は、次男はすいすいと登るものの、長男は、かなり上ることへの抵抗があったのです。
そこで、次男が上り方をレクチャーするということになり、
長男はそのレクチャーを動画でとる、というなんとも現代っぽい。
動画とる暇あるなら、のぼれや…って内心思いましたが、
面白がることでやりたくなるなら、まあ、いっかと放置。
面白がることでやりたくなるなら、まあ、いっかと放置。
何度か、のぼるチャレンジをすると、長男も登ることができました。
もう、みんなで拍手しましたよ!
直接触るから、より、脳が刺激される!
いづれの能力も大切なのですが、
そのベースになるのは、直接木に触る事がとても大事だと思うのです。
なぜなら、
空間把握するために、自分がのぼれそうな、木の高さや幅を触りながらすすみますし、
安全の判断をするためには、木がおれないくらい硬いかどうかを確認しています。
今回登った木は、さるすべりという、
木肌がすべすべした木でした。
触り心地はここちよく、適度なねじれと節、適度な高さの枝、
枝も見た目のすべすべ感とはかけはなれた強靭さをもっているので、
彼らも安心してのぼったのだと推測します。
きっと、聞いても、「わかんない」とかえってきそうですからね。
あえて、聞かない。
いや、聞いてもいいのだけれど、ちょっと、母は疲れていたんでしょう。。。
ドイツには、子供の気に登り権利が法律で保障されている!
子供の木登りに関して調べてみると、こんな記事が!
ドイツの子どもには、「木に登る権利」、「泥んこになる権利」が法律で保証されています。幼稚園教育要領においても、「周囲のさまざまな環境に好奇心や探究心をもって関わり、それらを生活に取り入れていこうとする力を養う」ことを目的の1つにしており、幼少期における自然と関わる意味合いは深く、自然の大きさ、美しさ、不思議さなどに直接触れる体験を通して、子どもは心が安らぎ、豊かな感情、好奇心、思考力、表現力などの基礎が培われます。
え!そんなん!
たとえ、なんとも、温かい目と心をもっているんだろう!ドイツの方々!
ここは文化財だからダメ!みたいな、○○の穴がちっせえことは言わないのね!
文化財より、子供のほうがよっぽど財産になるわ!って思う親ばかからすると、
もう、大賛成の法律です!
もう、大賛成の法律です!
どこの木も子供に限って登ってOKにしてくれたらいいのに。
なぜなら、京都市内は文化財だらけで、
簡単に木登りもさせられないような場所ばっかりですから。
簡単に木登りもさせられないような場所ばっかりですから。
それで、子供がすくなくなってるとか、
こどもがまんなか、とか、ケって思うわけですよ。
こどもがまんなか、とか、ケって思うわけですよ。
もっと、子供が楽しく木登りできる場所を、京都市内につくってくれ!っていうか、
日本の法律で制定してくれ!
いつか私のようになったとしても…
実は、わたくし、高所恐怖症でございまして。
いつからかは不明ですが、
もう、小学生から、ベランダですら、怖かったのです。
だから、木登りしている子供達をみると、
心のそこから、尊敬するのです。
もしかしたら、何かかのきっかけで、高いところが怖くなってしまうかもしれません。
でも、そうなるまでは、
本能のまま、木登りも、高い所も怖がらずにチャレンジしてほしい、とも思うのです。
それまでは、
楽しんで、人間の背丈では見えない世界を堪能してほしいと思うのです。
帰りは、楽しかったね、また日曜日こよう!とご満悦のおふたりでした。
緊急事態下でも、やれる範囲で、子供たちの体力づくりに少し目をむけてみようと思う週末でした。
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