私たちはゆがんでいる。5分でできる整えるストレッチ。
「私たちはどうかしている」をパロッてみました。パーソナルトレーナーのYu-kiです。
「私たちはゆがんでいる」通称、「わたゆが」とでも言いましょうか。
さて、9月と10月はテーマが『開脚』なのですが、
『開脚』する前に、ぜひとも、しておいて欲しいことがあります。
心からのお願いとともに、
気持ちよく『開脚』ができるようになるための、これはマストアイテムといってもいいでしょう。
それは。「ゆがみ」をとることです。
「ゆがみ」って何?
ウィキペディアより
ゆがみとは、とがりとともに、形の標準からのずれ、を表す言葉。です。
似たような言葉に「ひずみ」がありました。
ひずみとは、物体に外力をかけたときに現れる形容、体積の変化、です。
からだには、ひずんでいる、とは使いませんがこっちのほうが分かりやすいように思いますので、参考まで。
標準じゃない状態を「ゆがみ」というのですが、
標準がどこにあるかがまず大事ですね。
人間はマネキンでも人形でもない。動物ですから、
みんな同じ、というわけにはいきません。
それこそ、環境やら生活習慣やらで、ちがって当たり前なのです。
誰かの体形を見て、あこがれることや理想の姿を思いえがくことは、
イメージトレーニングとしてはとても大切ですが、
自分のからだがかならずしもイコールになりません。
自分のからだは、自分のからだの標準からスタートし、
そこから少しずつ調整するのが、ゆがみをとる、ということです。
どうしてからだはゆがむの?
1、重力の上で生活するため
重力によって引き寄せられている事で地面を歩き、走り、地球上で生活できています。
重力がなければ、常に浮遊してしまいます。
重力があるからこそ、地球が成立していますが、
重力があるからこそ、「ゆがむ」ともいえます。
なぜなら、
人間には、重たい頭があります。頭が下がると、首が前にでて背中がまがります。
しっかりと大地を踏めるチカラ、
からだを支えられる芯があれば、
頭をその上にのせられるので、重たい頭はもたげにくいのですが、
常にその姿勢を保てる人ばかりでもないし、保てる時間も違います。
バレリーナがなぜ、あんなにも均衡なからだを保てるのか。
それは、重力に反する力とからだを支える力とバランスを常に保っているからです。
みんながみんなそんな風にはできませんが、
からだに不調をきたす前に、
できるだけ、バランスのよいからだをつくる努力をすれば、回避、または時期を遅らせられます。
2、左右均等には使っていない
かばんをもつこと、鉛筆をもつこと、料理をするとき、自転車にのるとき、
歩き出すとき、ボールをけるとき、ものをなげるとき、など。
日常生活の中で、右手と左手、右足と左足、と均等に使えている!と言える人はまれではないでしょうか。
だいたいが、
利き手、利き足を優先してつかっています。
つまり、左右均等には使っていないのです。
そうなれば、当然、からだはどちらかにかたむいたりねじれたりゆがんだりして、
全身の調節を行います。
左右均衡につかえないことが悪いのではなくて、
それをできるだけ、自覚して、自分のからだに気づいてあげることが
大事なのです。
ゆがみをとるストレッチのご紹介
開脚するにあたっても、できるだけゆがみをとってから行っていただきたいとおもいますので、
私も日常的におこなっています。短時間でできるので、ぜひやってみてください。
STEP1、両足裏をあわせてあぐらをかきます。
STEP2,右の足裏を右手でつかんだまま、右足だけ開きます。左足はそのまま。
STEP3,右手のひじを右手のひざにちかづけて、足に対して垂直90度に置きます。
STEP4,そこからその右手をまっすぐに伸ばしていきます。
STEP5,右手を前から左までぐるりと円を描くように動かします。
STEP6、右手が左足の上にきたら、右足から右手が一直線になっていることを確認します。
STEP7、一直線になったら、手は左のほうへ、右足は、足首を曲げて伸ばしてをくりかえします。腰がしっかりとのびていることを確認します。
STEP8,一直線にのびたところから、後ろにごろんと倒れます。後ろにものがないかを確認して、気を付けておこなってください。
STEP9、反対も同様におこないます。
ベッドメイクのときに、シーツをピンとはるイメージで、
からだのゆがみやしわをピンとのばします。
足は開く範囲でかまいません。一番重要なのは右手と右足が一直線になった姿勢です。
まとめ
「わたゆが」まずは手軽にできるストレッチでした。
畳み一畳ほどのスペースでできます。
ただし、後ろにものがないかどうかだけはしっかり確認しておこなってください。
けっして無理にのばそうとせず、気持ちいいくらいでOK。
じっくりとほぐしていきましょう!!!
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