母目線から新型コロナウィルスを観察する~血管が破壊される!?

からだの変化と気付き

母目線から新型コロナウィルスを観察する~血管が破壊される!?

 

前回、川崎病について書きましたが、
川崎病の症状の一部に似た症状として現れる、
手にひらや、足の裏、舌や口の中が真っ赤になる、ということ。

なぜ、このような症状が現れるのか、
考えられる原因がわかったようです。

このブログのライター自身は、医療関係者ではありません。
あくまで、いちトレーナーとして、母としての視点での記事です。

しかしながら、できるかぎり事実に基づいた情報を
自分も知りたいし、知ってほしいと思いますので、
文章の最後に、参考資料の名前を載せています。
ご自身で調べるきっかけとして活用していただければ幸いです。

 

スイスの研究者が原因を調べる

当初、新型コロナウィルスは肺が好きで、
肺にくっついて肺で炎症をおこす(肺炎)と言われていました。

だから喫煙している人や、肺機能が弱っている高齢の方々に
感染しやすいということでした。呼吸器系が弱っていると、治りにくく特に注意が必要でした。

しかし、亡くなった人の身体を開いてみると(検視といいます)
肺や呼吸器にだけ影響があるのではなく、
複数の臓器にまたがって影響があるということがわかりました。

肺機能が炎症してから多臓器不全になるということはご存じの方も多いと思いますが、
多臓器不全ということだけではなく、
複数の臓器に損害が起きていたようです。

そこで、スイスの研究者たちはさらに細かく調べた結果、
コロナウィルスは肺だけではなく、
全身の血管に感染する能力をもっている、ことがわかりました。

死んだ患者さんの血管の内側には、ウィルスの粒子がびっしりつこびりついていたのです。

そのため、手や足やからだ中の血管がウィルスによって破壊され、
出血して、内臓を殺してしまうのです。

 

新型コロナウィルスは全身の血管の内側が好き

ウィルスの形はたくさんの突起がついています。
スパイクと呼ばれていますが、
このスパイクは、人間の細胞表面にある酵素にくっついて発症します。

それは細胞の表面だけではなく、血管の内側にもあります。

 

なので肺機能だけではなく
全身の血管の内側の皮(内皮)にも感染することがわかりました。

しかも、血管内部についたウィルスは炎症を引き起こすだけではなく、
細胞を食い破ってしまうのです!

血管を食い破るウィルス、となると穏やかな話ではないですね…
そりゃ、怖いです。

高血圧や糖尿病などの生活習慣病のある高齢の人や、
血管が弱かったり、もろかったりする人にとっては、
そのウィルスに攻撃されれば、症状が重くなってしまうことが考えられるのです。

 

この症状のあらわれ方が、全身の血管の炎症をひきおこす川崎病ととても似ていると思いませんか?

 

血管を保つためにしなやかに

生活習慣によって血管に病気を抱えてしまうのであれば、
生活習慣を変えることによって病気をふせぐのは可能なはずです。

そして、
生活習慣を変えることで、病気がよくなり、
新型コロナウィルスにもかかりにくい、
かかって症状が軽くてすむならば、一石二鳥。損はないはずです。

 

 

食事対策「おさかなすきやね」

とある会社のHPに覚えやすいものが載っていましたのでご紹介します。

 

「お」…「お茶」渋み成分のカテキンが、血糖値や中性脂肪を下げて、抗酸化作用もあります。

「さ」…「さかな」特に青魚。オメガ3で血流をよくします。

「か」…「海藻」水溶性食物繊維が中性脂肪を吸着して排出してくれます。ミネラルも豊富だし、岩手県のように消費率が高いところは、コロナウィルスに感染しにくいかもしれまん。

「な」…「なっとう」ナットウキナーゼは血栓を溶かしてくれます。

「す」…「酢」クエン酸が血流をよくしてくれます。

「き」…「きのこ」ベータグルカンが血糖値を下げてくれます。

「や」…「やさい」食物繊維、ミネラル、ビタミンたくさん食べても太りにくいです

「ね」…「ねぎ」アリシンに血栓予防や、活性酸素抑制作用があります。

 

どれも、日常的に手に入りやすい食材ばかりですね。
日本人なら誰もがいつも口にすることができます。
無意識にとってしまうくらい、日常の食卓に積極的に載せていきたいです。

これらの食材が中心になれば、
ぶくぶくと太るようなことはないと思います。

運動対策

ウォーキングやジョギングやランニングなどの有酸素運動は、
ダイレクトに肺や心臓の強化につながります。

 

まとめ

 

新型コロナウィルスは肺だけでなく、全身の血管に感染することがわかりました。
そのため、血管が弱っていると症状が重くなります。

血管やからだの中から常に健康であろうとすれば、
食事、そして運動することを避けては通れないのです。

食事は、「おさかなすきやね」で覚えればいいし、
運動は、自分の気持ちいい範囲で歩けばいいのです。余裕があったら、ぜひ、走ってみてください。

 

ただ、くれぐれも無理をしないように、
お医者さんと相談しながらすすめていっていただきたいと思います。

最後に出典はこちら。
『THE LANCET』4月20日掲載。
世界5大医学雑誌です。

現在は、コロナウィルスの情報がだれでも無料で読むことができますので、
やみくもに怖がる前に、最前線の情報を仕入れて、そなえることをおすすめします。

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