がまんが考える力を奪い取る。

からだの変化と気付き

がまんが考える力を奪い取る

 

考える力。思考力。
喉から手が出るほど欲しいと思いませんか?

 

なぜなら、考える力、思考力が豊かならば、
人生をもっとよりよく、クリエイティブに生きられるから。

思考力が豊かなら、子供との遊びも、もっと工夫がこらせるし、

思考力が豊かなら、もっと、仕事を効率的かつ生産的にできるし、

思考力が豊かなら、もっと、新しい企画をどんどん生み出せるし、

思考力が豊かなら、もっと、つまらない日常を刺激溢れる楽しい日常に変えられるし、

思考力が豊かなら、問題があってもすぐに解決できるし、

思考力が豊かなら、子供を怒らずに、子供を成長させられる魔法の言葉をつかえるし、

思考力が豊かなら、自分の未来を描けるし、

思考力が豊かなら、もっと気の利いたことを言えるし、

思考力が豊かなら、もっと、人間関係が円滑になるし、

思考力が豊かなら、コミュニケーション上手になれるし、

思考力が豊かなら、もっと輝かしい未来を引き寄せられるかもしれないから・・・

 

思考力がもっとあったなら、と考えると夢が無限に膨らみます。
そして、これから世の中を牽引する今の子供達には、必須な能力だとおもうのです。

 

 

 

実は、 がまんすることと考えることのエネルギーの源は一緒

 

ですが、この考える力。
がまんしすぎると、減っちゃうのです。
考える力とがまんする力、これはひとつのボックスに入ったパワーのよう。

 

ここでひとつ有名な実験をご紹介。

ラディッシュとクッキーの実験です。
チョコチップクッキーの美味しそうな香りのする部屋に67名の大人が呼ばれました。

半分の人(チームA)には、チョコチップクッキーを食べる事を許され、
半分の人(チームB)には、チョコチップクッキーを食べることを許されませんでした。

チームBが代わりに食べてよいものは、ラディッシュのみ。

食べ終った後、両チームに難解な問題が出さました。
チームB(ラディッシュ組)は19回チャレンジしたが、8分で根をあげ、
チームA(クッキー組)は20分粘って、33回もチャレンジした。

 

この違いは何のでしょうか?

 

チームB(ラディッシュ組)は、チョコチップクッキーを食べる事を我慢する、
という意志力で「ココロの筋肉」を使ってしまったが、
チームA(クッキー組)は、我慢していない分、「こころの筋肉」にやる気が満タンだったというわけです。

 

がまんのしすぎはからだに現れる

我慢する、というココロの疲労をすると、
問題解決能力にも影響するだけでなく、身体能力にも影響します。

我慢させたあとに、カラダを使った課題をさせても、いい結果はでません。

 

つまり、ココロがつかれてしまうと、
身体的な能力を十分に発揮できないことにつながります。つまり、パフォーマンスが落ちる、ということ。

 

我慢させすぎると、
もう、それだけで頑張る力を使い果たしてしまっているから、
それ以外で頑張る、本領を発揮できない状態になってしまいます。

考えることもできないし、創造力も働きません。

 

ダイエットで我慢しすぎる、っていうのも同じですね。
よく、ナンパするならダイエット中の女性がねらい目、なんてことが言われたりもします。

ダイエットで食べたいモノを我慢している女性は、
アプローチされた男性に対して、
正常な判断がしにくく(思考力がにぶり)できず、ナンパにもすぐにひっかかってしまうというもの。

 

頑張る力=戦闘力のパワーソースは一つなので、
どこで、どう頑張るか、何が正しいかをを見分けて選択することは大事ですね。

 

パーソナルトレーナーやコーチの力を借りるのも、
自己判断ではなく、客観的な視点から冷静に判断できる人に、
自分以上の実力を引き出しててもらえるから、必要不可欠とされるのではないでしょうか?

自分の増幅器と思えば、いいかもしれません。
外付けエンジン的な。

 

子供の思考力をのばすためには

そして、子供の思考力を存分に伸ばしてあげたいと思ったら、
あれだめ、これだめ、っていう我慢のさせすぎは、ほどほどにしたほうがいいということになります。

 

休校中で家にいても、あれしちゃだめ、これしちゃだめ、って言っていると、
言う方も消耗するし、(めっちゃくちゃ)

言われる方はがまんすることで勉強するエネルギーは奪われるし、

ほどほどに、促すぐらいにした方がよさそうです。

 

一日中、スケジュール通りに進ませようなんていうことが
できればいいかもしれませんがそうは問屋が卸しません。

 

お母さんも子供もほどほどに。

まだまだ先は長いですから。

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