母目線から新型コロナウィルスを観察する~川崎病?みたいな症状
まず、始めにお断りしておきますが、
私は医療従事者ではないので、
私なりに調べたり、考えたりした上で、
まとめておきたいと思ったこととしてブログに挙げています。
やみくもに怖がるのではなく、
自分のできる範囲で調べておくことで、
こどもの体調の変化に対応できると思うからです。
これを読んで下さる人、特の親御さんにとっては、ひとつのきっかけとして読んでくださり、
詳しいことは、病院や川崎病の子をもつ親の会など、で
ご自身でしらべて、
お子さんが万が一、近しい症状がおきたときに、
対応していただければと思います。
噂話や、一方的なマスメディアの内容だけでなく、
今は、たくさんの場所で情報を拾うことができます。
その環境を大いに利用していただき、
少しでも、正しいと思える情報で、行動していただきたいと思います。
コロナに我が子をかからせたくない!と思っていて、
外出も、ものすごく頑張っている中で、
コロナのような症状だけでなく、
他にも注意しなくてはならない症状があるだけで、親は、はらはらするものです。
心配で、不安な毎日でも、
できるだけ、知識という防御力をつけたいと思っています。
今回、NYで亡くなったお子さんに川崎病に酷似の症状があったとして
報道されています。
川崎病。
小さいお子さんの親御さんは、どっかで聞いたことがないでしょうか?
案外、日本人にとってはなじみがある病気だと思います。
Contents
川崎病とは
川崎病とは、(小児急性熱性皮膚粘膜リン場節症候群)と呼ばれる病気です。
全身、頭の先から足先までの中小血管に炎症がおこります。
そして、心臓の冠動脈がもっとも侵されやすいことから、
「こどもの心筋梗塞」と呼ばれています。
症状
・5日以上の発熱
コロナウィルスの判断基準が4日以上の発熱なので、ここは似ていて判断しにくいです。
・目の充血うさぎ目 べたっとした充血ではなくて、一本一本血管がみえる充血になるようです。
・くちびるが真っ赤で舌がイチゴのようにぶつぶつ。この症状は手足口病もそうだったような。
・口腔咽頭粘膜はべたっと赤い色になる
・からだに不定形の発疹
・リンパが腫れる
・全身のむくみ むくみは通常、押すとへこんでもとに戻ったり、押したところにあとがついたりするが、しもやけのように、てかてかパンパンになり、へこまないのだそう。
・手のひら、足の裏、指先が真っ赤になる
全身の血管の炎症ということを考えると、細かい血管が通っているところが真っ赤になるような症状が特徴的です。
治療は時間とのたたかい
これだけの症状があったら病院に走ると思いますが、
病院にかかるタイミングも大事なようです。
発病後~9日以内に、炎症を抑える治療をしなければならないので、
発熱期間が近いので、どのタイミングで病院にかかるかが重要です。
4日間、発熱が続くのをじっと家でまっている間、
風邪のような症状だけなのか?
はたまた、手足や舌、唇、目などが真っ赤になるのか?
とにかく、規定の期間を確認後、すぐに病院へ急いだ方がよさそうです。
病院ではどんな治療をするかというと、
とにかく血管の炎症を静めるための薬が中心になります。
ただ、薬なので、もちろん、副作用もあります。
副作用がたいしたことでなければいいのですが、薬は個人個人、あう、あわないがあるので、
副作用の内容ぐらいは知っておいてもいいと思います。
①免疫グロブリンとアスピリンによる治療をする。
免疫グロブリンとは、血液製剤で投与されます。効果としては全身の炎症を静めて、感染を防ぎます。
12時間かけて点滴をして、5~7日の入院が必要になります。
副作用として、
ショック、アナフィラキシー様症状、肝機能障害、黄疸、無菌性髄膜炎、急性腎不全、血小板減少、肺水腫が報告されています。 この他にも悪心、嘔気、皮疹、悪寒、発熱、頭痛等の報告されています。
②アスピリン
飲み薬で投与。効果は炎症を抑える、熱下げる、血栓ふせぎます。
副作用は、じんましん、発疹、浮腫、鼻炎様症状、貧血、出血時間の延長
③重症化したらステロイド
炎症を抑える。冠動脈瘤を合併するリスクをへらせる。
副作用
細菌やウィルスなどの感染症にかかりやすい。治りにくい
骨粗鬆症 骨量がへり骨折しやすくなる。
肥満と糖代謝異常 血中コレステロールや中性脂肪などの上昇。食欲の増加で体重がふえる。
高血圧とむくみ、睡眠障害、筋力低下、消化性潰瘍、副腎不全、骨壊死症
経過
発熱~10日で、血管の組織そのものに炎症がおきる。
10~15にちくらい~1か月くらい うまく治療できたら、正常にもどる
その後、5%くらいが冠動脈瘤を残して、徐々に回復。1年後には元に戻る。
1%くらいが感動脈瘤が小さくならずにいる。再発する可能性もあるのだとか。
NYで亡くなったお子さんは、5歳など年齢が高めでしたが、
日本では、4歳くらいがだいたい80~85%だそうです。
男の子の方が若干かかる比率が高いようです。
まとめ
現時点では、あくまで状況証拠のみだそうで、
川崎病に似ている、ということ。
しかも、日本においては、NYのような事例は報告されていないのだとか。
日本だから安心できる、というわけではないですが、
まだまだ、不確定要素が多い報道なので、
川崎病とコロナウィルスの関係ははっきりしていませんが、
子供をもつ親としては、
今まで通り、もしくは、今まで以上に子供達の健康状態に目をむけて、気をかけてあげなくてはなりませんね。
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