金と筋~ミニマリスト的財産管理術②~

からだの変化と気付き

金と筋~ミニマリスト的財産管理術②~

 

前回は、ミニマリスト的財産管理術の“金”という
ものの資産をどう持つか、ということで、インド人の知恵を拝借いたしました。

今日は、ミニマリストが携えるべきもう一つのもの“金=筋”
という資産を持つことのメリットを紹介しようと思います。

 

ミニマリストはからだが資本。

 

ミニマリストに限らず、どんな仕事をしていも、からだは資本です。
生きることそのものにからだがありきだからです。

ミニマリストは、生き方として、
不必要なものをそぎ落として豊かに生きる、ことをモットーとし、
”自分”というものひとつで、世界を渡り歩きます。

なので、より、ひとつしかない自分を大切にすることが必要だと思います。

 

でも、最近はからだが資本ということを少し忘れている人が多いように感じます。
しかも、からだを動かさなくてもなんでも手に入ってしまう世の中だから、

余計にないがしろにされています。

 

義父や、近所に住む80歳、90歳のおじいちゃんおばあちゃんは、実は結構長生きです。

彼らの若い時というのは、ちょうど高度経済成長期。
モーレツに働いて、モーレツに足を使って動いていた時代に生きていた人たちです。
食糧難も経験済み。

彼らは、とてもたくましいです。

 

だから、先日、82歳になる近所のおばあちゃんが、骨盤を骨折して寝たきりになりました。
そんな期間があっても、脅威の回復をしていました。

寝たきりになって、自分の口でごはんを食べようとしなくなりと、
突然、そして一気に老化が進んでしまうことを聞いていたので、

おばあさんのその回復ぶりには驚きつつも、さすが、と思いました。

厳しい時代を生き抜いてきた人はやはり、強いです。

 

しかし、私を含め、今の若い人々は、
食糧難にもなっていないし、柔らかいたべものも多く、顎をしっかりと使うことも少ない。
そして、外へでなくても食料や日用品の調達がかんたんで、
比較しても、日常的な運動量は雲泥の差です。

 

私たちはもっと自分のからだを鍛えることをしなくては、生き残れないのです。

 

“筋”が先か骨が先か

自分のからだなのに、自分のからだを案外知らないものです。

 

例えば、骨と筋肉の関係。
トレーナーのなる前までは、骨という構造の上に筋肉がついているイメージを持っていました。

しかし、実際は、
筋肉なしでは、骨は支柱になれないのです。

骨はそれぞれがばらばらなので、それを繋げているのは、筋肉です。

 

筋肉なしでは、人間という形が成り立たないのです。

 

もうひとつ、“筋”を蓄えるための知識としてしておきたいのが、
30代から自然と筋肉量は1パーセントずつ減っていくということです。

つまり、何もしなければ、からだは重力に負けてどんどん崩れていきます。

 

貯筋として財産を築くためには、
しっかりと使わないと、増えないというわけです。

 

“超回復“というものを知る

筋肉の生成にまつわることも知っていなくては、
筋を育てることはできません。

筋肉はいつ育つのでしょうか?
それは、休んでいる時です。

超回復といって、
刺激されて鍛えられた筋肉が完全に回復することをいいます。

この超回復期を経て、筋肉は育つことができます。

 

筋肉をしっかりと休めることが大切なのです。

 

その超回復にかかる時間というのは筋肉によって違うのですが、
ざっくり、

小さい筋肉(腕や腹筋など)は48時間
大きい筋肉(太もも、背中、胸など)は72時間

これ目安にトレーニングする頻度をきめればいいわけです。

 

 

貯“筋”のすすめ

①過不足のない刺激

刺激が強すぎる、トレーニングが激しすぎると、筋肉はもうやめて!
と逆に硬くなってしまいます。硬くなった筋肉のまま運動を続ければ、
肉離れなどのけがをしやすくなります。

楽過ぎれば、効果はありません。

気持ちばっかりやったつもりになっても、実際に筋肉には伝わっていないのです。

 

トレーニングの刺激により、筋肉を太くするスイッチが入ったら、
ホルモンが作動したり、筋肉が大きくなりはじめます。

運動後48時間以内が筋肉を大きくするシステムが作動するので、
そのタイミングで十分な栄養をとり、休ませることで、

筋肉は育ってくれます。

 

②タンパク質と水

運動後48時間以内に、良質なたんぱく質をとることが必要です。

なぜなら、たんぱく質が分解されてできるアミノ酸が、筋肉の材料になるからです。

それに、ビタミンなどのミネラルが加わって、レシピが完成します。

 

そのレシピを筋肉に運ぶためには、
筋肉の繊維のまわりの毛細血管という道路を通らなくてはならないのですが、
運ぶトラックの役割は水が行います。

 

運動後に、

水をしっかりとることをお勧めするのは、このためです。

 

 

どこの“筋”からためるのか。

前身くまなく行きたいところですが、
ここはやはり、大きい筋肉から始めるのが効果的です。

大きな筋肉は体幹の多いので体幹トレーニングが有効です。

お尻や太もも、背中周りの筋肉がそれに当てはまります。

しかも、

歩くという人間の基本動作を一生涯続けるためには、
足腰の強さが重要なので、スクワットなどの尻や太ももを

刺激するトレーニングからスタートしましょう。

 

まとめ

貯”筋”のメリット。

筋肉を鍛えることで、個の時代と言われる現代人が生き残ることができます。
何もしなければ、老化の一途をたどりますが、
若々しさも、はつらつさも、元気のよさも、運動することで手に入れることができるのです。

今すぐ、スクワットをして、

下半身から体の土台をつくっていき、

100歳になっても自分の足で、しっかりと歩き、生きる事ができるのです。

 

 

 

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