不安定な世界と安定したからだ

からだの変化と気付き

不安定な世界と安定したからだ

 

いつ収束するかわからないコロナで不安な毎日が続いています。
社会や経済、人間関係すらも不安定で、それにどう対応したらよいか、暗中模索状態です。

そんな中だからこそ、
からだくらいは、からだだけでも、からだこそ安定した状態を保ちたいものです。

 

からだを安定させるための方法はいろいろありますが、
今回は、人間が歩くことに欠かせない、足の裏の安定させるトレーニングを
一緒にしていきましょう。

 

足と足裏の構造

片足の骨は26個、足の裏には12種類の筋肉が4層にもわかれて構成されています。
つまり、相当複雑なかたち、というわけです。

複雑なおかけで、坂道も砂利道も山道も雪道もがけ(ロッククライミングなどの)も、あらゆる状態の地面を攻略できます。
その一方で不安定になりやすいという側面もあります。

これまでの人生の中で、どれだけ、どのように足裏と使ってきたかによって、
どんな状況の道でも歩くことができる安定性が

変わってくるのです。

安定、という意味が、固まることではなくて、
どんなことにも、どんな状況にも対処できるという柔軟性をもつということを
足裏は教えてくれています。

 

3点支持

 

3点支持というのは、
母指球…親指の根元にあたる足裏の中でも広めの丘
小指球…小指の根元にあたる足の裏部分
踵骨…かかと下の足の裏部分

これらの足の裏の3点でからだを支えている、という意味です。

3脚を思い出すとわかりやすいと思います。
2本では座れないし、
4本だとまあ悪くないけど、なくてもいいかもしれない。

3本が最も少ない数で一番安定します。

ミニマルに支えられる最小限の数が3、というわけです。

 

しかも足裏の3点はそれぞれが点となって、
立体的なアーチを構成しています。
このアーチがあるおかげで、あらゆる衝撃からからだを守ってくれています。

ただ、このアーチが生かされるのは、
真上からからの力(鉛直方向からの力)なので、
まっすぐ上から体重の重みを伝えなければ、
アーチは崩れてしまいます。

足は衝撃から守ってくれていても、
上からかかってくる力が正しくないと、
足裏は正しく機能しない、ということのなります。

 

では、足裏3点を起点にアーチを強化するにはどうしたらよいでしょうか?

 

足裏トレーニング

 

足指グーチョキパー

左から、チョキ、グー、パー

足の指を使ってジャンケンをしてみましょう。
①まずは、ウォーミングアップでグーチョキパーを作ってみましょう。
②スムーズにできるよならジャンケンスタートしてください。
③もし、パーができない!とか、チョキは足がつる!とかなったら、

練習してください。

 

特にパーの状態が案外難しいのですが、足指をぐっと広げることで、
足裏の面積が広がるため、
安定して立つことができます。

 

足裏ころころ

これは簡単です。
テニスボールやゴルフボールを足の裏でコロコロと転がすだけです。
テニスボールかゴルフボールはあたりが好きな方でいいです。

使えていない、凝り固まった筋肉をほぐすだけでも
足本来の広さになることで、
これまた、安定して立つことができるようになります。

 

まとめ

 

足本来の形は、
あらゆる衝撃にたえつつも、安定した状態をつくることができます。

しかし、
足の裏筋肉が充分に機能していないことで、
自ら不安定なからだにしてしまっています。

足指をパーの状態にしたり、
テニスボールなどでほぐして、

足裏の面積を広くして、安定してたつことが、

不安定な世の中を渡り歩く足となり手段になるはずです。

 

ぜひ、やってみてくださいね。

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